【闇中の嬲り】声掛けノック240〜三日目〜
- 2015/03/23
- 13:49
※なんだか危なげなタイトルですが私が怖い思いしたとか事件に巻き込まれたとかそういうことはないので悪しからずご安心を…新宿でカッコつけてみたかっただけなんです…!※
営業とは自分との戦いだ。
いや、対人戦な訳だから違うだろと思うかもしれない。だが営業とは自分を最大限に売り込むことだ。巡り巡って結局は自分との戦いになる。
新人営業師のほとんどがぶち当たる壁、地蔵。
これはまさに自分との戦いだ。
先日見事なまでに地蔵をした私は新たなマインドを胸に携え、東京の闇の一角、新宿へと足を運んだ。
この闇の中でジゾリアンを殺害せよ。
今日のPlan。
・前回のツケとして、目標50声掛けを行う。
・用意したmindでジゾリアンを消し、三秒ルールが適応された精神状態を身につける。
・声掛けをハキハキとする。
・会話は常にバンゲをされるような構成に持っていけるように冷静で正確な判断を下す。
Do。
19:30。新宿。
改札をくぐる。さぁ私の私自身の戦いのスタートだ。
早速目の前に身長高めのヒョウ柄をまとったギャルが横切った。
いこう。
営業を早く仕掛けたい自分はいう。
と、同時に私の脳裏にある男が何処からか、呟いた。
(背が高い。早足。追いつけない。ガンシカだきっと。ギャルの後ろには学生風の二人組がいる…あんな状態では声をかけられない。危ないし、何か言われるかもしれない…)
現れた。
うっすらと自分の中でジゾリアンを感じる。
お前だ。お前が俺の足を止める張本人。ジゾリアンだ。
こんにちわ逃避の自分。今日私はお前を倒すためにあえてこの町に来た。その場で俺の脳裏に張り付いていろ。今からお前をあっという間に消してやる。
一人目。ギャル
「ねぇ」こちらを向くが…
ガンシカ、わかっている。だからこそ次の言葉も出る。
「おねぇさん、そのマント。アフリカの戦闘民族か何かかい?」
ガンシカ
「それとも大阪のおばちゃまかい?」
ガンシカ、さぁ意味がない。去ろう。
ジゾリアンは怖がりだ。声をかけた後のことを考えている。やってもないのに。さぁ、今やって見せたぞ。ジゾリアン。お前は今どこにいる?どうだったか?声をかけたらガンシカをされたぞ?何か言うことはあるか?
(…)
俺の体の中にはそんな奴はどこにもいなかった。
さぁ次。にいこう。
二人目。ギャル
ガンシカ
三人目。学生風
「ねぇ」
びっくりダッシュ
四人目、OL
「お疲れ様です。」チラ見
「君仕事帰りやろ?」
ガンシカ、顔をよく見てみる。怖がっているように見えた。
「気をつけて帰ってなー」
五人目。ギャル
「こんばんわ」
イヤフォン外す
「なに?」
「いやね、気になっちゃって。それ、バカンスみたいな帽子だね」
「特注なの、私サイズの特注品」
「まじ?すげーな、何処で買えんのよ特注なんて」
「専門店」
「へぇ、専門店。おしゃれさんだな君。てかさ、そのヒールパカパカやんけ。大丈夫?」
「大丈夫じゃない、ここの床グラグラする」
「だよな」
続いた、さぁ、だよなに続く言葉は?
…
だめだ、出てこない!不自然な間が空いちまう仕方がない…」
「歩く時きーつけてな。あんま早いとこけっから絶対。」
何も言わず歩いて行ってしまった。
六人目、学生
ここでまた現れた。ジゾリアンだ。
(さっきのギャルはつまらなそうな顔をしていたな。)
(この子も同じなんじゃないか?)
(つらいよ、あんな顔。きつくないか?あんな拒絶反応。俺のトークが続かないしおもんないせいだ。)
(学生風のあの子、歩くの早いね、ついてけないよ)
こんにちわ新しいジゾリアン。楽しみだな、今からお前は八つ裂きで苦しむことになる。
「真っ白!天使みたいな足ですね」
「あ、はい、」逃げ腰だ、かかわらないで、かわらないでと言っている。怖いのだろう。
「そんな怖がらんで大丈夫よ、俺キャッチとかじゃないから」
「は、はぃ…」
「これからどこいくん?」
「あ、友達と…のみで…」体を横にそらしている。これはダメか
「そかそか気いつけていてら」
誰でも拒絶反応はあるだろう。だが声かけられるだけかけ続けるべきだ。今の私は二回三回くらいの受け答えしか出来ない。続きが思い浮かばないからだ。私は本番で手の口が真っ白になる人間だ。ルーティーン化する必要があるとおもわれる。
そんなことを考察しながら。次のターゲットをがしていた。
声をかける前の思考と同じネガティヴ反応。だからどうした?体を重油でドロドロにさせ動けなくさせるジゾリアンはもうそこにはいなかった。
七人目。OL
ガンシカ
八人目OL
「耳なにしてん」
「ぴあすが」
「ヤバいな大丈夫?どこいくん?そこでゆっくりやりなよ」聞き取れず放流
20:00
九人目。学生風ガンシカ
十人目。ギャル
「ねぇn…」
電話中だった
十一人目。OLガンシカ
十二人目。OLガンシカ
十三人目学生風
「迷彩めっちゃかわええなこれから鯖ゲーでもすんの?」こちらを見る
「あ、、」ダッシュ。
辺りを見回す。歩きながら声をかけていたらアルタ前の営業特区域にたどり着いていた。
一息つこう。
ここは客引きが多いのだがその後ろの洋服の青山と銀行のシャッター壁、流れ行く女を目で追今食っている男たちが必ずいる。同業者だ。いつもは4〜6人くらいはいるように感じるが、今日は二人組だけだった。それもそのはず、今日はなぜか女の子が特別少なく感じるのだ。みんなツレがいたりグループだったりする。やはり皆、月曜という週初めが待っているからすぐに帰ってしまうのだろうか?営業師たちもそれに従い出撃するか否かを決めているのだろう。
20:30
十四番目、OLガンシカ
十五番目、ギャルと思ったらおばばあ
ガンシカ
十六番目、OL
「こんばんわ」びっくりのちにガンシカ
なぜ挨拶をしているだけなのにシカトをするのだろう。挨拶をされたら自分も挨拶を返す、それが普通なことのような気がして来た。いや、本当にそれが普通なのだ。知らん人とコミュニケーション。悪いことではないだろう。こんにちわ、今日は暑いですね。こんにちは、そうですね。悪くないだろう。むしろいいだろう。これこそがコミュニケーションだろう?コミュニケーションは人間の携えている常識の一つだろう?
だがこの新宿というフィールドではそんな常識なんてない。ここの女の子は営業を受けまくっている。ウザいウザいしつこいウザい。声をかけてくる男は全員クソ扱い。慣れ故に声をかけてくる人間は全てシカト。
営業師は確かに外道の存在だ。だが、そんな営業に慣れた彼女たちも社会的なコミュニケーションから外れた存在といえる。営業をする人間も、される人間も、誰一人として普通の人間はいない。だからここは闇なのだ。だからこそ私は今日ここで戦っているんだ。
十七番目、セレブ
ニコニコしている。しかしガンシカできる限りの声を当てていこう。持ち物いじりからどこへ行くのに変えようとしたその時。
「まって、この子俺の連れだから」
突然後ろからセレブとの間を割って入られる。なんだこいつは?彼氏か?セレブをみる。全くもって無反応だ。ニコニコ顔がつまらなそうな顔に変わっていた。
こいつはアレだ。正義の味方ナンパクラッシャーだ。社会的正義感を振りかざし女性を守ろうとする男の勇気だ。逆ナンみたいなものだ。
「お兄さんかっこいいね」
そう言ってその場を立ち去った。
十八番目。セレブ
こんばんは、結構でーす、足がはやいはやい。
十九番目。ギャル
ガンシカ
二十番目。ギャル
ガンシカ、電話をかけてた
二十一番目、セレブ
ガンシカ
二十二番目、セレブ
「結構デフ。」デフ、確かに彼女はそういった。
いじる。早足で逃げていく。
デブじゃない。私はふくよかな方声はかけられない。
二十三番目。セレブ
マフラーいじり、笑い、更にバックいじり。笑。悪くない。
しかし一瞬頭がとんで間が空く、隙が見えたか、次の話題で逃げられた。
話題に隙が見えてはいけない。しゃべり続ければいいというわけではない。会話が停止してはいけないということ。私はオープンさせるまでにふと会話が止まってしまう。まるでまっさらに。当然慌てる。その間0.5秒くらいなものだ。だが言葉に詰まる。それがばれてしまう。完全にオープンして和みフェイズに突入していない限りこの言葉の詰まりは相手を逃すことに繋がってしまう。ポンポンポンぽぽぽぽーんと言葉が出てこないものか…
二十四番目、ギャル
ガンシカダッシュ。
21:00
アルタ前でしばらくやっていた。いつの間にかジゾリアンが頭からすっとなくなっていた。
一息つくためにアルタの隣、青山のシャッター前いる唯一の二人組営業師を観察することにした。コンビ。一人で出ては戻って、出ては戻っての繰り返し。身なりはスーツで身を固め、きれい目な格好をしていた。
新宿は本当にガンシカやチラ見ダッシュが多い。少しでも食いつきを上げるにはトータル見た目や相手がチラ見した時のミリオンダラースマイル、第二発生音のハキハキした声で割合が減ると思われる。新宿はホスト風がウケが良い。髪ウィッグしか手はないがアクセはブーツらを購入して近づけることはできるだろう。スーツはユニクロでも構わない。雰囲気が大切。
だがきれい目な二人も手こずっているようで。会話が成立していないみたいだった。私と同じ状況だった。でも私とは決定的に違うなと感じるところがあった。彼らは完全に逃げ切られるまで声をかけ続けていることだった。どんなに相手が歩をはやめても付いて行き言葉を浴びせ続けられる。すごい。素直にそう思った。俺はちゃんと話しを聞いてくれたとしても言葉を当て続けることができず、会話に間ができてしまう。恐らく彼らは声掛けをルーティーン化しているか、多大な経験でルーティーンを作らずとも流れが体に染み込んでいるから相手を見ているだけでどんどん言葉が出てくるのだろう。声掛けはできる。だがオープン和み地蔵。だから近々私は彼らのような声掛けができるようになってなければならない。
そこに大きな荷物を抱えた子が横切った。
俺も彼らに負けてはならない。
考察をやめすぐさま彼女を追い抜く。
二十五番目。ギャル
「なにかかえてん、くっそでかくない?それ」
「笑」
オープンした。
これから長野にとまりにいくらしい。北海道出身。
「バス停ってどこにあるの?」
「駅の反対側だね」
「反対…?」
「あー、もーーこの田舎っぺめっ。ついてきな。教えたるよ」
「笑、マジで?ありがと!」
PUAに善行は報われない。何度確認したことだ。だがこれは善行のボランティアじゃない。よりふかく和むために必要な善行。
歩きながらなごんでいく。今ニート。
田舎を話題にいじくる。出稼ぎにらこっちに来たらしい。現在練馬住み、ニート。
こちらへの食いつきも強い。どこ住み?何してるの?ホスト?え?ちがうよね?これから仕事?なんの仕事?
その場で設定を練り上げることができたが、練りきれず、噛んでしまうこともあった。見抜かれただろうか?だがら会話は続いているからなんとかごまかそう。食いつきがいい時の自己紹介もちゃんと作っておいたほうがいいかもしれない。本当のことを言ってもいいのだが、連れ出しなどの言い訳を作るときに都合がいい設定はあったほうが良いとおもわれる。
恋愛観も引き出す。彼氏いる、イケメン、イケメン彼氏だからと動じない。
「お前あれっしょ、イケメンだってことですぐに付き合って結果悪い男で弄ばれたーとかばっかだろ?」
「んーーー…そうだね笑」
「だろーと思ったわ笑、今彼は平気なん?」
今の彼氏。どうやら女好きのようだ。うまく相手を引き出せている。だと思ったわ、の所。すぐに今彼事情に挟むよりもどういうことをされてどんな気持ちになったのか、を引き出せていくとより理想的な会話になっていくだろう。
バス券の発券場に到着する。もう別れてしまう。なにかしら打診をしなければ。
(だがどうやって打診をする?ストレートに番号聞いてはどうか、池袋を思い出せ、だめだろう、連れ出すか?時間がないらしい、だめだ、何かないか)
「ありがとー!じゃぁねー!」
時間切れだ。
彼女は行ってしまった。行ってしまわれるくらいならストレートに打診をしておくべきであったか。
ライン打診の地蔵になっていた。
私はただ善行をしただけのボランティア。彼女にとってただのいい人になってしまった。PUA、いやPUM、PickUpMonsterはただのいい人どまりでは何の意味もない。男であるために、男になるために俺は営業をはじめたんじゃなかったのか。
悔しい。本当に悔しかった。ラインをスムーズに引き出すやり方を深く考察せねばならない。
ギャルガンシカ
21:30
二十六番目。セレブガンシカ
二十七番目。ギャルおじいちゃんの連れがいた逃げ
二十八番目。ギャル…じゃなくてオバアサマ。こんば…までいって俺が逃亡
二十九番目、学生風ガンシカ
ガンシカの嵐。粘るべきか?いや、今日は粘れない。何故ならトークが続かないからだ。ガンシカを崩すための多くの言葉を私はまだ持ち合わせていなかった。だから今日の私はガンシカはすぐさま放流だ。
三十番目、ギャルガンシカ
三十一番目、ギャルガンシカ
三十二番目、ギャルガンシカ
いつの間にかまたアルタ前の通りに戻っていた。
雰囲気が私と似ている一人の男の人がいた。その男の人は私と同じように女性を追い抜き斜め前から声をかけるのを行っていた。
私は彼が気になった。同業者かもしれない。私は一人でたたかっている。だから同業者がいると嬉しい。ツイッターでもナンパやpickupという言葉がある人たちは反射的にフォローしてしまうくらい人脈に飢えている私だ。彼はたまたま近くを通ったので声をかけてみることにした。
「お兄さん、ナンパ?」
「…?」
えっ、ガンシカ?!男も女もガンシカなのっ?!
「あっ、キャッチです…」
どうやら引っ込み思案な人だったようだ。そして予想は外れ。キャッチの人だった。仕事中でしたか…申し訳なくなったのでこれ以上声をかけることはしなかった。だがしばらくたって、彼がこっちに寄ってくる。今度は向こうから声をかけてきた。
「お兄さんはナンパ?」
そこからキャッチと地蔵トークをした。新宿で危ないところを教えてもらったり、女の子の多い場所や日にちを教えてもらったりした。そしてキャッチにはシマがあるらしい。我々営業師にはないけれども。何処何処は何処何処さんちのとこだからそこで声掛けしちゃダメとかいろいろあるようだ。4月。キャッチで重要になる時期らしい。我々もですキャッチさん。
15分くらいトークをしていた。私も心ぼそかったのだろう。ついつい色々と営業の辛さなど口からこぼしてしまう。もしかしたら彼も同じだったのかもしれない。彼は名前や本職までかたってしまっていた。彼は今日、キャッチ仲間が一人もおらず孤独に声をかけていたのだという。大変ですよね。すごいですね。お互いに似た者同士、労いあっていた。
最後にキャッチをしないかというキャッチをされた。確かに気になる職ではあるが、今の自分では稼げなそうだし時間等がないしそもそも現職との兼ね合いが難しい。やるのならしっかり稼ぎたい。そしてそのトレーニングは無料でできる。彼の番号を貰っていつか一緒にストりましょうねといい、別れた。
22:00
三十三番目、ゴスロリ
不思議の国からこられたかたですか?笑う。オープン、平行トーク、持ち物がゴスロリは特徴的だ。何個もいじくれるところがある。たのしい。よく喋る子はたのしい。しかしまただ。アルタとは駅入り口が目と鼻の先。もう入り口までついてしまった。ここに到着するまでになにかしらのアプローチをせねばならない。連れ打診を出せない。弱目のアプローチ。当然、ダメ。
「ありがとう。気をつけて帰ってな」
三十四番目、学生風ガンシカ
三十五番目、学生風
「こんばんは」
「こんばんは」
「楽しそうだねどこいくん」
「おまたせーーーーー」
口寄せ!ツレオトコ!!!
QBは尻尾を巻いて逃げ出した!!!
22:30
三十六番目、ハイテクギャル
ガンシカ
三十七番目。ギャル
「ね、ねぇねぇね」ガンシカ、粘ってみる。顔が見えた。マスクの下に化粧あつ塗りでもわかるシワ。
「そのコートとバック、くっそ赤いな。トマトケチャップでもかけられた?」
「それがひとに声かける態度?!」ぷんぷん丸!
「えー、そんな怒るほどかい?」放流
営業をして、初めて怒りをあらわに出された気がする。だがジゾリアンなき今、大したダメージもなく、逆にいじってあげればよかったのか、いやあれはヤバイやつ、大声を出されるかもわからんから放流安定。てかまず近付いてシワが見えたら声掛けは丁寧に下手に出てネグでいじってくようにすればいいんじゃない?などと考察をはじめていた。
三十八番目。ギャルガンシカ
三十九番目。OLこんばんはにびっくり逃げ
四十番目。ギャルガンシカ
四十一番目。学生風ダッシュ逃げ
四十二番目。学生風ガンシカ
四十三番目。ギャル
「ねぇねぇ。」「すみませーん」ガンシカじゃないギャルとは珍しい。
四十四番目。OL
「こんばんわ」
「結構でーす」こんばんわに結構ですっておかしくないか?問題文にハロウハウアーユーとあり、選択肢にあるソーリー、を君は選ぶのか?彼女と会話は勿論できるわけがないんだが、ついついそのことについては突っ込んでしまう。何が結構なの?何がすみませんなの?彼女たちは逃げていく。この子も私の後ろにまわって逃げていった。やはり新宿にいる人はおかしい。ほんと、新宿の営業師の私が言うのもなんだけれどさ。
四十五番目。セレブ
「うまそーなの食ってるやん、どこのパン?」
ガンシカ
「でもさ、そんな家に帰るまで我慢できないほど?そうとううまいのかいそry」
平行トークで歩いていたら対向のグループに突撃しかける。逃げられた。くそお。状況把握も大切だな。おそらくは視線が硬い、緊張しているのだろう。だから周りが見えない。
さらに視線が硬いと女性は怖がってしまう。ガンついた目。怖がったリアクションを取られた人は今日そこそこいた。私の目は力むと怖くなっちゃうから話しかける時は眼の筋肉を解くことが大事。直せば第一印象のつかみは良くなるとおもわれる。今日最後の声掛けを終了し、帰路についた。
結果。
45声掛け
6応答
3オープン
1和み
0逆バンゲ
(0バンゲ)
Check。
◯ジゾリアン克服。
・まず、ガンシカの街新宿でのジゾリアン克服達成。いろんなmindがあったが私の場合は弱気な自分を自分の中で捕捉し、実感をした後、無理矢理声をかけることで嬲り殺してやろうという心意気で取り組んだ結果、声をかけていくことができた。mindとは営業においての自分の心の持ちようのこと。先人が作ってくれた現在公開している無数のmindを信じ込み使っていくのもありだが、それはその先人個人が営業をするにあたり地蔵を克服できたmindである。自分には適切かどうかはわからない。なのでいろんなものを試して自分にあった物を選ぶか、自分で考えて取り組んでみるということが重要なのではないかと感じた。
・二個目のmindとして、失敗することで考察が捗るというもの。もともと考察、考えることが好きな私は判断材料がある程うれしい。だからDoが終わり次第それらに集中することができる。だが気をつけなければならない。考えすぎて考察の域を超え、妄想になってしまってはそれがキッカケでまた地蔵を誘発することになる。
・今回の二個目のmindと一個目のmindは対立し合うものなので二個目で妄想となりジゾリアンが出てきてもだとは思われる。今後の取り組みでしっかりならしていこう。ノック終了後、かなり特殊故に参考になるかはわかりませんが自分の地蔵克服法についての記事を書いてみようと思います。
◯声掛け50。
・今回は45。体力に限界を感じた。ノック後、いや今日から始めるべきだ。筋トレ…基礎肉体作りを。残り25。私は分割払いが大嫌いなのである。池袋ジゾリアンを呪いコロス…
・新宿はガンシカが多い。営業を終了してからガチの道聞きをした。しかしながら営業じゃないのになんと半数はガンシカ。こっち見ない。ガチで困っている人がいてもここの世界では知らんぷりだ。仕方ないさ、新宿だもの。
◯目的に則った冷静かつ正確な判断。
・50中成果はゼロ。これはあかん。原因は大きく分けて二つある。
→会話中言葉に詰まる。6この応答がありオープンのチャンス、和みまでのチャンスを掴んでいた。しかしながら失敗したものは全て言葉が詰まり、隙をつかれオープン前に逃げられたり自ら去ったりということにつながってしまった。また、ガンシカでも言葉を聞いているガンシカはいたからそういったガンシカにも言葉を当てていけるようなボキャブラリーがないといけない。会話詰まりをなくすには二つつ。
・ルーティーンを持ち合わせる。不器用な俺には一度型を身につける必要がある。
・そのルーティーン同士を繋げるアドリブ力。
→打診地蔵、下手くそ打診。言葉に詰まる私だが、なんとか3オープン1和みを発生できた。運が良かっただけだろう。しかしそんな幸運を手に入れたにもかかわらず肝心の目的を達成できなかった。なぜかというと理由は二つ。
・目的を達成するための会話が出来ない。ルーティーン同様事前に用意してもいい。
・会話中、放流直後に打診はどうすればいいか悩んでいた。声かける時から考えろ。
・話しかける前からどうやって連れ込むか決めることは出来る。が、アドリブ力が身につかない。ガンシカ放流ならそれまでだが、うまくいけばガンシカは崩せるのだし、成功後のことも考え三秒ルール時に考えることもできる。が、アドリブ力が養われない。会話中に相手のことを聞ける。興味をもつ。逃げられる前にいかに最短で目的を達するか会話しながら常に考えて話題を振っていくことができるようにする。
◯ハキハキと喋る。
・客観的に見れないからわからない。ボイスレコーダーが必要。だが、意識はしよう。自信ない状態で自分が話していると口が窄まってしまう傾向にある。これだと唇だけで口を開いている感じでよく聞き取れない。しっかりと口を開けて喋る意識を持つ。息くさにならぬようクロレーツーナーのにガムじゃないーガムじゃなーいガムじゃなーいクロレーツなのにガムじゃなーい。
Checkまとめ。
・ジゾリアン克服のmindこれからも忘れずに。
・会話詰まり、打診地蔵の解決案の模索。
・オープン前の第一印象向上。クロレーツ、喋り方、姿勢、目線はすぐに変える。身なりアクセ、靴などのお金かかる系はノック後に完成させる。
Action。
・今日もまたはじまる。自分が作ったものや先人の方々が作ったルーティーンをよく復習。具体案はまだ模索中だがあらたなmindはできた。粘る心意気。貴女が特別だと思ったから声かけたという熱意。必ずバンゲという意識、目標をしっかり持とう。
営業とは自分との戦いだ。
いや、対人戦な訳だから違うだろと思うかもしれない。だが営業とは自分を最大限に売り込むことだ。巡り巡って結局は自分との戦いになる。
新人営業師のほとんどがぶち当たる壁、地蔵。
これはまさに自分との戦いだ。
先日見事なまでに地蔵をした私は新たなマインドを胸に携え、東京の闇の一角、新宿へと足を運んだ。
この闇の中でジゾリアンを殺害せよ。
今日のPlan。
・前回のツケとして、目標50声掛けを行う。
・用意したmindでジゾリアンを消し、三秒ルールが適応された精神状態を身につける。
・声掛けをハキハキとする。
・会話は常にバンゲをされるような構成に持っていけるように冷静で正確な判断を下す。
Do。
19:30。新宿。
改札をくぐる。さぁ私の私自身の戦いのスタートだ。
早速目の前に身長高めのヒョウ柄をまとったギャルが横切った。
いこう。
営業を早く仕掛けたい自分はいう。
と、同時に私の脳裏にある男が何処からか、呟いた。
(背が高い。早足。追いつけない。ガンシカだきっと。ギャルの後ろには学生風の二人組がいる…あんな状態では声をかけられない。危ないし、何か言われるかもしれない…)
現れた。
うっすらと自分の中でジゾリアンを感じる。
お前だ。お前が俺の足を止める張本人。ジゾリアンだ。
こんにちわ逃避の自分。今日私はお前を倒すためにあえてこの町に来た。その場で俺の脳裏に張り付いていろ。今からお前をあっという間に消してやる。
一人目。ギャル
「ねぇ」こちらを向くが…
ガンシカ、わかっている。だからこそ次の言葉も出る。
「おねぇさん、そのマント。アフリカの戦闘民族か何かかい?」
ガンシカ
「それとも大阪のおばちゃまかい?」
ガンシカ、さぁ意味がない。去ろう。
ジゾリアンは怖がりだ。声をかけた後のことを考えている。やってもないのに。さぁ、今やって見せたぞ。ジゾリアン。お前は今どこにいる?どうだったか?声をかけたらガンシカをされたぞ?何か言うことはあるか?
(…)
俺の体の中にはそんな奴はどこにもいなかった。
さぁ次。にいこう。
二人目。ギャル
ガンシカ
三人目。学生風
「ねぇ」
びっくりダッシュ
四人目、OL
「お疲れ様です。」チラ見
「君仕事帰りやろ?」
ガンシカ、顔をよく見てみる。怖がっているように見えた。
「気をつけて帰ってなー」
五人目。ギャル
「こんばんわ」
イヤフォン外す
「なに?」
「いやね、気になっちゃって。それ、バカンスみたいな帽子だね」
「特注なの、私サイズの特注品」
「まじ?すげーな、何処で買えんのよ特注なんて」
「専門店」
「へぇ、専門店。おしゃれさんだな君。てかさ、そのヒールパカパカやんけ。大丈夫?」
「大丈夫じゃない、ここの床グラグラする」
「だよな」
続いた、さぁ、だよなに続く言葉は?
…
だめだ、出てこない!不自然な間が空いちまう仕方がない…」
「歩く時きーつけてな。あんま早いとこけっから絶対。」
何も言わず歩いて行ってしまった。
六人目、学生
ここでまた現れた。ジゾリアンだ。
(さっきのギャルはつまらなそうな顔をしていたな。)
(この子も同じなんじゃないか?)
(つらいよ、あんな顔。きつくないか?あんな拒絶反応。俺のトークが続かないしおもんないせいだ。)
(学生風のあの子、歩くの早いね、ついてけないよ)
こんにちわ新しいジゾリアン。楽しみだな、今からお前は八つ裂きで苦しむことになる。
「真っ白!天使みたいな足ですね」
「あ、はい、」逃げ腰だ、かかわらないで、かわらないでと言っている。怖いのだろう。
「そんな怖がらんで大丈夫よ、俺キャッチとかじゃないから」
「は、はぃ…」
「これからどこいくん?」
「あ、友達と…のみで…」体を横にそらしている。これはダメか
「そかそか気いつけていてら」
誰でも拒絶反応はあるだろう。だが声かけられるだけかけ続けるべきだ。今の私は二回三回くらいの受け答えしか出来ない。続きが思い浮かばないからだ。私は本番で手の口が真っ白になる人間だ。ルーティーン化する必要があるとおもわれる。
そんなことを考察しながら。次のターゲットをがしていた。
声をかける前の思考と同じネガティヴ反応。だからどうした?体を重油でドロドロにさせ動けなくさせるジゾリアンはもうそこにはいなかった。
七人目。OL
ガンシカ
八人目OL
「耳なにしてん」
「ぴあすが」
「ヤバいな大丈夫?どこいくん?そこでゆっくりやりなよ」聞き取れず放流
20:00
九人目。学生風ガンシカ
十人目。ギャル
「ねぇn…」
電話中だった
十一人目。OLガンシカ
十二人目。OLガンシカ
十三人目学生風
「迷彩めっちゃかわええなこれから鯖ゲーでもすんの?」こちらを見る
「あ、、」ダッシュ。
辺りを見回す。歩きながら声をかけていたらアルタ前の営業特区域にたどり着いていた。
一息つこう。
ここは客引きが多いのだがその後ろの洋服の青山と銀行のシャッター壁、流れ行く女を目で追今食っている男たちが必ずいる。同業者だ。いつもは4〜6人くらいはいるように感じるが、今日は二人組だけだった。それもそのはず、今日はなぜか女の子が特別少なく感じるのだ。みんなツレがいたりグループだったりする。やはり皆、月曜という週初めが待っているからすぐに帰ってしまうのだろうか?営業師たちもそれに従い出撃するか否かを決めているのだろう。
20:30
十四番目、OLガンシカ
十五番目、ギャルと思ったらおばばあ
ガンシカ
十六番目、OL
「こんばんわ」びっくりのちにガンシカ
なぜ挨拶をしているだけなのにシカトをするのだろう。挨拶をされたら自分も挨拶を返す、それが普通なことのような気がして来た。いや、本当にそれが普通なのだ。知らん人とコミュニケーション。悪いことではないだろう。こんにちわ、今日は暑いですね。こんにちは、そうですね。悪くないだろう。むしろいいだろう。これこそがコミュニケーションだろう?コミュニケーションは人間の携えている常識の一つだろう?
だがこの新宿というフィールドではそんな常識なんてない。ここの女の子は営業を受けまくっている。ウザいウザいしつこいウザい。声をかけてくる男は全員クソ扱い。慣れ故に声をかけてくる人間は全てシカト。
営業師は確かに外道の存在だ。だが、そんな営業に慣れた彼女たちも社会的なコミュニケーションから外れた存在といえる。営業をする人間も、される人間も、誰一人として普通の人間はいない。だからここは闇なのだ。だからこそ私は今日ここで戦っているんだ。
十七番目、セレブ
ニコニコしている。しかしガンシカできる限りの声を当てていこう。持ち物いじりからどこへ行くのに変えようとしたその時。
「まって、この子俺の連れだから」
突然後ろからセレブとの間を割って入られる。なんだこいつは?彼氏か?セレブをみる。全くもって無反応だ。ニコニコ顔がつまらなそうな顔に変わっていた。
こいつはアレだ。正義の味方ナンパクラッシャーだ。社会的正義感を振りかざし女性を守ろうとする男の勇気だ。逆ナンみたいなものだ。
「お兄さんかっこいいね」
そう言ってその場を立ち去った。
十八番目。セレブ
こんばんは、結構でーす、足がはやいはやい。
十九番目。ギャル
ガンシカ
二十番目。ギャル
ガンシカ、電話をかけてた
二十一番目、セレブ
ガンシカ
二十二番目、セレブ
「結構デフ。」デフ、確かに彼女はそういった。
いじる。早足で逃げていく。
デブじゃない。私はふくよかな方声はかけられない。
二十三番目。セレブ
マフラーいじり、笑い、更にバックいじり。笑。悪くない。
しかし一瞬頭がとんで間が空く、隙が見えたか、次の話題で逃げられた。
話題に隙が見えてはいけない。しゃべり続ければいいというわけではない。会話が停止してはいけないということ。私はオープンさせるまでにふと会話が止まってしまう。まるでまっさらに。当然慌てる。その間0.5秒くらいなものだ。だが言葉に詰まる。それがばれてしまう。完全にオープンして和みフェイズに突入していない限りこの言葉の詰まりは相手を逃すことに繋がってしまう。ポンポンポンぽぽぽぽーんと言葉が出てこないものか…
二十四番目、ギャル
ガンシカダッシュ。
21:00
アルタ前でしばらくやっていた。いつの間にかジゾリアンが頭からすっとなくなっていた。
一息つくためにアルタの隣、青山のシャッター前いる唯一の二人組営業師を観察することにした。コンビ。一人で出ては戻って、出ては戻っての繰り返し。身なりはスーツで身を固め、きれい目な格好をしていた。
新宿は本当にガンシカやチラ見ダッシュが多い。少しでも食いつきを上げるにはトータル見た目や相手がチラ見した時のミリオンダラースマイル、第二発生音のハキハキした声で割合が減ると思われる。新宿はホスト風がウケが良い。髪ウィッグしか手はないがアクセはブーツらを購入して近づけることはできるだろう。スーツはユニクロでも構わない。雰囲気が大切。
だがきれい目な二人も手こずっているようで。会話が成立していないみたいだった。私と同じ状況だった。でも私とは決定的に違うなと感じるところがあった。彼らは完全に逃げ切られるまで声をかけ続けていることだった。どんなに相手が歩をはやめても付いて行き言葉を浴びせ続けられる。すごい。素直にそう思った。俺はちゃんと話しを聞いてくれたとしても言葉を当て続けることができず、会話に間ができてしまう。恐らく彼らは声掛けをルーティーン化しているか、多大な経験でルーティーンを作らずとも流れが体に染み込んでいるから相手を見ているだけでどんどん言葉が出てくるのだろう。声掛けはできる。だがオープン和み地蔵。だから近々私は彼らのような声掛けができるようになってなければならない。
そこに大きな荷物を抱えた子が横切った。
俺も彼らに負けてはならない。
考察をやめすぐさま彼女を追い抜く。
二十五番目。ギャル
「なにかかえてん、くっそでかくない?それ」
「笑」
オープンした。
これから長野にとまりにいくらしい。北海道出身。
「バス停ってどこにあるの?」
「駅の反対側だね」
「反対…?」
「あー、もーーこの田舎っぺめっ。ついてきな。教えたるよ」
「笑、マジで?ありがと!」
PUAに善行は報われない。何度確認したことだ。だがこれは善行のボランティアじゃない。よりふかく和むために必要な善行。
歩きながらなごんでいく。今ニート。
田舎を話題にいじくる。出稼ぎにらこっちに来たらしい。現在練馬住み、ニート。
こちらへの食いつきも強い。どこ住み?何してるの?ホスト?え?ちがうよね?これから仕事?なんの仕事?
その場で設定を練り上げることができたが、練りきれず、噛んでしまうこともあった。見抜かれただろうか?だがら会話は続いているからなんとかごまかそう。食いつきがいい時の自己紹介もちゃんと作っておいたほうがいいかもしれない。本当のことを言ってもいいのだが、連れ出しなどの言い訳を作るときに都合がいい設定はあったほうが良いとおもわれる。
恋愛観も引き出す。彼氏いる、イケメン、イケメン彼氏だからと動じない。
「お前あれっしょ、イケメンだってことですぐに付き合って結果悪い男で弄ばれたーとかばっかだろ?」
「んーーー…そうだね笑」
「だろーと思ったわ笑、今彼は平気なん?」
今の彼氏。どうやら女好きのようだ。うまく相手を引き出せている。だと思ったわ、の所。すぐに今彼事情に挟むよりもどういうことをされてどんな気持ちになったのか、を引き出せていくとより理想的な会話になっていくだろう。
バス券の発券場に到着する。もう別れてしまう。なにかしら打診をしなければ。
(だがどうやって打診をする?ストレートに番号聞いてはどうか、池袋を思い出せ、だめだろう、連れ出すか?時間がないらしい、だめだ、何かないか)
「ありがとー!じゃぁねー!」
時間切れだ。
彼女は行ってしまった。行ってしまわれるくらいならストレートに打診をしておくべきであったか。
ライン打診の地蔵になっていた。
私はただ善行をしただけのボランティア。彼女にとってただのいい人になってしまった。PUA、いやPUM、PickUpMonsterはただのいい人どまりでは何の意味もない。男であるために、男になるために俺は営業をはじめたんじゃなかったのか。
悔しい。本当に悔しかった。ラインをスムーズに引き出すやり方を深く考察せねばならない。
ギャルガンシカ
21:30
二十六番目。セレブガンシカ
二十七番目。ギャルおじいちゃんの連れがいた逃げ
二十八番目。ギャル…じゃなくてオバアサマ。こんば…までいって俺が逃亡
二十九番目、学生風ガンシカ
ガンシカの嵐。粘るべきか?いや、今日は粘れない。何故ならトークが続かないからだ。ガンシカを崩すための多くの言葉を私はまだ持ち合わせていなかった。だから今日の私はガンシカはすぐさま放流だ。
三十番目、ギャルガンシカ
三十一番目、ギャルガンシカ
三十二番目、ギャルガンシカ
いつの間にかまたアルタ前の通りに戻っていた。
雰囲気が私と似ている一人の男の人がいた。その男の人は私と同じように女性を追い抜き斜め前から声をかけるのを行っていた。
私は彼が気になった。同業者かもしれない。私は一人でたたかっている。だから同業者がいると嬉しい。ツイッターでもナンパやpickupという言葉がある人たちは反射的にフォローしてしまうくらい人脈に飢えている私だ。彼はたまたま近くを通ったので声をかけてみることにした。
「お兄さん、ナンパ?」
「…?」
えっ、ガンシカ?!男も女もガンシカなのっ?!
「あっ、キャッチです…」
どうやら引っ込み思案な人だったようだ。そして予想は外れ。キャッチの人だった。仕事中でしたか…申し訳なくなったのでこれ以上声をかけることはしなかった。だがしばらくたって、彼がこっちに寄ってくる。今度は向こうから声をかけてきた。
「お兄さんはナンパ?」
そこからキャッチと地蔵トークをした。新宿で危ないところを教えてもらったり、女の子の多い場所や日にちを教えてもらったりした。そしてキャッチにはシマがあるらしい。我々営業師にはないけれども。何処何処は何処何処さんちのとこだからそこで声掛けしちゃダメとかいろいろあるようだ。4月。キャッチで重要になる時期らしい。我々もですキャッチさん。
15分くらいトークをしていた。私も心ぼそかったのだろう。ついつい色々と営業の辛さなど口からこぼしてしまう。もしかしたら彼も同じだったのかもしれない。彼は名前や本職までかたってしまっていた。彼は今日、キャッチ仲間が一人もおらず孤独に声をかけていたのだという。大変ですよね。すごいですね。お互いに似た者同士、労いあっていた。
最後にキャッチをしないかというキャッチをされた。確かに気になる職ではあるが、今の自分では稼げなそうだし時間等がないしそもそも現職との兼ね合いが難しい。やるのならしっかり稼ぎたい。そしてそのトレーニングは無料でできる。彼の番号を貰っていつか一緒にストりましょうねといい、別れた。
22:00
三十三番目、ゴスロリ
不思議の国からこられたかたですか?笑う。オープン、平行トーク、持ち物がゴスロリは特徴的だ。何個もいじくれるところがある。たのしい。よく喋る子はたのしい。しかしまただ。アルタとは駅入り口が目と鼻の先。もう入り口までついてしまった。ここに到着するまでになにかしらのアプローチをせねばならない。連れ打診を出せない。弱目のアプローチ。当然、ダメ。
「ありがとう。気をつけて帰ってな」
三十四番目、学生風ガンシカ
三十五番目、学生風
「こんばんは」
「こんばんは」
「楽しそうだねどこいくん」
「おまたせーーーーー」
口寄せ!ツレオトコ!!!
QBは尻尾を巻いて逃げ出した!!!
22:30
三十六番目、ハイテクギャル
ガンシカ
三十七番目。ギャル
「ね、ねぇねぇね」ガンシカ、粘ってみる。顔が見えた。マスクの下に化粧あつ塗りでもわかるシワ。
「そのコートとバック、くっそ赤いな。トマトケチャップでもかけられた?」
「それがひとに声かける態度?!」ぷんぷん丸!
「えー、そんな怒るほどかい?」放流
営業をして、初めて怒りをあらわに出された気がする。だがジゾリアンなき今、大したダメージもなく、逆にいじってあげればよかったのか、いやあれはヤバイやつ、大声を出されるかもわからんから放流安定。てかまず近付いてシワが見えたら声掛けは丁寧に下手に出てネグでいじってくようにすればいいんじゃない?などと考察をはじめていた。
三十八番目。ギャルガンシカ
三十九番目。OLこんばんはにびっくり逃げ
四十番目。ギャルガンシカ
四十一番目。学生風ダッシュ逃げ
四十二番目。学生風ガンシカ
四十三番目。ギャル
「ねぇねぇ。」「すみませーん」ガンシカじゃないギャルとは珍しい。
四十四番目。OL
「こんばんわ」
「結構でーす」こんばんわに結構ですっておかしくないか?問題文にハロウハウアーユーとあり、選択肢にあるソーリー、を君は選ぶのか?彼女と会話は勿論できるわけがないんだが、ついついそのことについては突っ込んでしまう。何が結構なの?何がすみませんなの?彼女たちは逃げていく。この子も私の後ろにまわって逃げていった。やはり新宿にいる人はおかしい。ほんと、新宿の営業師の私が言うのもなんだけれどさ。
四十五番目。セレブ
「うまそーなの食ってるやん、どこのパン?」
ガンシカ
「でもさ、そんな家に帰るまで我慢できないほど?そうとううまいのかいそry」
平行トークで歩いていたら対向のグループに突撃しかける。逃げられた。くそお。状況把握も大切だな。おそらくは視線が硬い、緊張しているのだろう。だから周りが見えない。
さらに視線が硬いと女性は怖がってしまう。ガンついた目。怖がったリアクションを取られた人は今日そこそこいた。私の目は力むと怖くなっちゃうから話しかける時は眼の筋肉を解くことが大事。直せば第一印象のつかみは良くなるとおもわれる。今日最後の声掛けを終了し、帰路についた。
結果。
45声掛け
6応答
3オープン
1和み
0逆バンゲ
(0バンゲ)
Check。
◯ジゾリアン克服。
・まず、ガンシカの街新宿でのジゾリアン克服達成。いろんなmindがあったが私の場合は弱気な自分を自分の中で捕捉し、実感をした後、無理矢理声をかけることで嬲り殺してやろうという心意気で取り組んだ結果、声をかけていくことができた。mindとは営業においての自分の心の持ちようのこと。先人が作ってくれた現在公開している無数のmindを信じ込み使っていくのもありだが、それはその先人個人が営業をするにあたり地蔵を克服できたmindである。自分には適切かどうかはわからない。なのでいろんなものを試して自分にあった物を選ぶか、自分で考えて取り組んでみるということが重要なのではないかと感じた。
・二個目のmindとして、失敗することで考察が捗るというもの。もともと考察、考えることが好きな私は判断材料がある程うれしい。だからDoが終わり次第それらに集中することができる。だが気をつけなければならない。考えすぎて考察の域を超え、妄想になってしまってはそれがキッカケでまた地蔵を誘発することになる。
・今回の二個目のmindと一個目のmindは対立し合うものなので二個目で妄想となりジゾリアンが出てきてもだとは思われる。今後の取り組みでしっかりならしていこう。ノック終了後、かなり特殊故に参考になるかはわかりませんが自分の地蔵克服法についての記事を書いてみようと思います。
◯声掛け50。
・今回は45。体力に限界を感じた。ノック後、いや今日から始めるべきだ。筋トレ…基礎肉体作りを。残り25。私は分割払いが大嫌いなのである。池袋ジゾリアンを呪いコロス…
・新宿はガンシカが多い。営業を終了してからガチの道聞きをした。しかしながら営業じゃないのになんと半数はガンシカ。こっち見ない。ガチで困っている人がいてもここの世界では知らんぷりだ。仕方ないさ、新宿だもの。
◯目的に則った冷静かつ正確な判断。
・50中成果はゼロ。これはあかん。原因は大きく分けて二つある。
→会話中言葉に詰まる。6この応答がありオープンのチャンス、和みまでのチャンスを掴んでいた。しかしながら失敗したものは全て言葉が詰まり、隙をつかれオープン前に逃げられたり自ら去ったりということにつながってしまった。また、ガンシカでも言葉を聞いているガンシカはいたからそういったガンシカにも言葉を当てていけるようなボキャブラリーがないといけない。会話詰まりをなくすには二つつ。
・ルーティーンを持ち合わせる。不器用な俺には一度型を身につける必要がある。
・そのルーティーン同士を繋げるアドリブ力。
→打診地蔵、下手くそ打診。言葉に詰まる私だが、なんとか3オープン1和みを発生できた。運が良かっただけだろう。しかしそんな幸運を手に入れたにもかかわらず肝心の目的を達成できなかった。なぜかというと理由は二つ。
・目的を達成するための会話が出来ない。ルーティーン同様事前に用意してもいい。
・会話中、放流直後に打診はどうすればいいか悩んでいた。声かける時から考えろ。
・話しかける前からどうやって連れ込むか決めることは出来る。が、アドリブ力が身につかない。ガンシカ放流ならそれまでだが、うまくいけばガンシカは崩せるのだし、成功後のことも考え三秒ルール時に考えることもできる。が、アドリブ力が養われない。会話中に相手のことを聞ける。興味をもつ。逃げられる前にいかに最短で目的を達するか会話しながら常に考えて話題を振っていくことができるようにする。
◯ハキハキと喋る。
・客観的に見れないからわからない。ボイスレコーダーが必要。だが、意識はしよう。自信ない状態で自分が話していると口が窄まってしまう傾向にある。これだと唇だけで口を開いている感じでよく聞き取れない。しっかりと口を開けて喋る意識を持つ。息くさにならぬようクロレーツーナーのにガムじゃないーガムじゃなーいガムじゃなーいクロレーツなのにガムじゃなーい。
Checkまとめ。
・ジゾリアン克服のmindこれからも忘れずに。
・会話詰まり、打診地蔵の解決案の模索。
・オープン前の第一印象向上。クロレーツ、喋り方、姿勢、目線はすぐに変える。身なりアクセ、靴などのお金かかる系はノック後に完成させる。
Action。
・今日もまたはじまる。自分が作ったものや先人の方々が作ったルーティーンをよく復習。具体案はまだ模索中だがあらたなmindはできた。粘る心意気。貴女が特別だと思ったから声かけたという熱意。必ずバンゲという意識、目標をしっかり持とう。