魔眼
- 2017/09/29
- 17:33
この世には人を瞳の力で精神を汚染させる者がいる。まるでコードギアスのルルーシュがもつ魔眼、『ギアス』のようだ。その目を覗くと力が抜けて、一気にトランスへと導かれてしまう。あぁこの人は魔眼を持ってるなぁ、というのはなんとなくの感覚でわかって、実際に僕の友人にも魔眼を持つものが何人かいるのだけれど、その魔眼の力が実際に僕自身に向けられたのは今年が初めてだった。初めて受けた魔眼は吸引力の性質を持つもので...
亡き理由、ナンパ師30代飲みでの出来事。
- 2016/12/17
- 17:07
某日Yさん、アジアンさんが企画した「ナンパ師30代飲み会」。ひょんな事から二十代の僕はその飲みに参加することになった。店に着き、何処がグループなのか、右往左往しながら、男三人が話をしているのを見つけた。どうやらここのようだ。僕は挨拶をした。会話を始める前に名前を聞いて行く。メテリーさん、チェロキーさん、そしてYさんだ。Yさんといえば「ナンパクラスタ」ではあまりにも有名だ。風の噂では聞いていたが彼はイケ...
未知開拓
- 2016/09/23
- 03:50
初めての陵辱調教モノだった。あらゆる拘束具を取り付けさせ、様々な玩具で弄ぶ。男優は勿論僕1人。初めて故の緊張だったのか、どの位の加減が良かったのか中々手が出ない。それを監督にびしびし指摘され、もっと強く、もっと強くと求められる。監督の苛立ちが空気として僕の肺の中へ入り込む。個人的に得意だと思っていた言葉責めですら今日はどうにも上手く出せなくなっていた。ゴンブトなヴァイヴで行うイラマチオも…だって今日...
【ヤマザキ氏合流】光と闇の超嗜好
- 2016/09/12
- 02:27
ライトアンドダークネスヲタク*会話内容については改変しているので、ツイキャスとは大きな齟齬がある。*この日の僕について書いて頂きました。ヤマザキさんサイドはこちらから。 某日渋谷 池袋にて男優仲間の営業を見守ったその30分後には僕は渋谷のとある居酒屋にいた。「Apple Watchだなんて、結構珍しいですね」僕はまず初めに切り出したくて仕方がなかった話題に踏み入った。「あーこれ?適当っすよ」そう彼は軽々と口にす...
声の炎、骸と霊
- 2016/07/31
- 17:07
夏だというのに木々がないためか蝉の声が聞こえぬ。この街は年中、体を搔き回すような爆音、鼓膜を引きちぎるような奇音、耳鳴りを作らせぬ足音と声が鳴り続いていて、皮膚に纏わりつくような湿気とシャツをまくしあげた腕に突き刺し続ける日差しを感じる皮膚感覚だけが夏を形容する。今日も僕は女の子を探すため、街を彷徨う。美を見つけると足がオートマチックに動き出し、いつものポジション、その美の顔が確認できるくらいの少...