亡き理由、ナンパ師30代飲みでの出来事。
- 2016/12/17
- 17:07
某日
Yさん、アジアンさんが企画した「ナンパ師30代飲み会」。ひょんな事から二十代の僕はその飲みに参加することになった。
店に着き、何処がグループなのか、右往左往しながら、男三人が話をしているのを見つけた。どうやらここのようだ。僕は挨拶をした。会話を始める前に名前を聞いて行く。メテリーさん、チェロキーさん、そしてYさんだ。
Yさんといえば「ナンパクラスタ」ではあまりにも有名だ。風の噂では聞いていたが彼はイケメンできっと鍛えればその辺の舞台役者も目じゃないスト値になると思うのだが少し可愛らしくお腹が出ていた。k2さんにあった時もそうだったが、人は30を過ぎるとそうなってしまうのか?
Yさんはチェロキーさんやメテリーさんの紹介を僕にしてくれた。あのパーリーハイク師がただの説教するおっさんになる前の時代から営業をしていたというチェロキーさん、最近始めたばかりだというメテリーさん。チェロキーさんは物静かに、しかしとても楽しそうに感心深く人の話を聞いていた。メテリーさんははじめたばかりなのか、合流し始めたが故なのか質問を多く繰り返したり積極的に自己開示をする様から興奮と高揚が感じられた。
徐々に人が集まって行く。
「ごめんね〜、遅れてしまって。」
ぞろぞろと人を率いて来たのはアジアンさん。僕をこの会に来ることを軽く承諾してくれた方だ。マリファ◯でもやってるんじゃないかってくらいの物柔らかな眼光が世の中うまく渡り歩いていそうな印象を抱いた。ノブさん。彼らは最年長のようで僕の年齢と一回りも違っていた。小競り合いがあったk2さんも来ていた。
だいたい11人ほどの「ナンパ師」が集まっていた。どの方も古参で、その中で20代の僕がいるというのはなんとも不思議な感覚で、逆に落ち着ける様な印象を感じた。
僕の右手にはYさんがいて、そしてその左手に僕を挟むようにして入り込んでくる勢いのある若々しい方がいた。
「あっ、メノンスープって言います。よろしくお願いしまーす。」
彼は声が高く大きくそして軽く、ハツラツとしていて、また綺麗な肌の腕や指に巻いたシルバーがより、僕よりも若さを感じられた。この人がまさかこの会の最年長だなんて初見じゃ誰もわかりやしないだろう。言葉を止める事を知らず空気を自ら作り込んで行く様は豪快だが、しかし自分の話や話題を振られたりすると、まるで態とらしくしおらしく謙虚になる。若干暴走気味になる時があり、そんな時Yさんがツッコミを入れていた。彼の存在はこのグループ全体を通してちょうど良いバランスが保てているように感じた。シンジさんの言う、「ナンパ基礎体力」を具現化したかのような人であった。
メノンスープさんはまるで僕のことを気にもせずに僕を挟んで向こう側にいるYさんに向かってどこのラーメンが美味しい、あそこのラーメンいった?などと言うラーメントークを延々と話していた。彼は相当なラーメン好きなようで、曰く、彼の存在が都内ラーメン専用のぐるなび検索機、のようであった。
そんな彼がいつのまにか僕に話を振って来た。
「僕はね、拗らせすぎたせいで始めたのが遅くて結果4年とか未だにナンパをやっていたんだけれども、QBさんはナンパをするきっかけってなんだった?」
僕はぼーっとしていたのだが、この問い掛けの仕方で彼が一流の口説きを持っている人なんだなということを察した。僕はなぜだか緊張しはじめた。
「僕はもともとガキのころから遊び程度にナンパ自体はしていたんですけれど、ツイッターでアカウントを持って、ブログを書きながらちゃんとナンパをしようとしてやりはじめたのは、ルソーさんのブログを読んだのがきっかけなんですよ」
「あーーーーー、ルソー派かああああああああ」
残念そうな顔とは、まさにこのことなんだろう。そんな顔をメノンスープさんは作っていた。その後僕がどんな営業をして来たのかを話した。主に去年の僕についてだが。
「僕シンジさんとなかいいよ笑」
なんとも凄いつながりを感じた。誰なんだ何者なんだ、彼は。
しばらくしてお酒も入って来て、席も交換したりなんやかんやでいろんな人と話をした。ツイッターで照らし合わせて、ああこの人か!となる人が多かった。そんな中お酒もほどほどに入り、真っ白な綺麗な肌を赤らめたメノンスープさんが、唐突に、身を乗り出すようにして僕に話を振って来た。何かにおこっているかのようだった。
「君はAV男優なんでしょ?」
「ナンパする必要がないんじゃないか?」
僕はその問いに何も言い返さず、失礼な事にはぐらかした言葉で彼に伝えていた。
のちに、彼は僕が繰り返し読んでいた「ナンパブログ」…「タイガーナンパーカット」の方なのだという事に気がついた。嵐のような1日であった。
Yさん、アジアンさんが企画した「ナンパ師30代飲み会」。ひょんな事から二十代の僕はその飲みに参加することになった。
店に着き、何処がグループなのか、右往左往しながら、男三人が話をしているのを見つけた。どうやらここのようだ。僕は挨拶をした。会話を始める前に名前を聞いて行く。メテリーさん、チェロキーさん、そしてYさんだ。
Yさんといえば「ナンパクラスタ」ではあまりにも有名だ。風の噂では聞いていたが彼はイケメンできっと鍛えればその辺の舞台役者も目じゃないスト値になると思うのだが少し可愛らしくお腹が出ていた。k2さんにあった時もそうだったが、人は30を過ぎるとそうなってしまうのか?
Yさんはチェロキーさんやメテリーさんの紹介を僕にしてくれた。あのパーリーハイク師がただの説教するおっさんになる前の時代から営業をしていたというチェロキーさん、最近始めたばかりだというメテリーさん。チェロキーさんは物静かに、しかしとても楽しそうに感心深く人の話を聞いていた。メテリーさんははじめたばかりなのか、合流し始めたが故なのか質問を多く繰り返したり積極的に自己開示をする様から興奮と高揚が感じられた。
徐々に人が集まって行く。
「ごめんね〜、遅れてしまって。」
ぞろぞろと人を率いて来たのはアジアンさん。僕をこの会に来ることを軽く承諾してくれた方だ。マリファ◯でもやってるんじゃないかってくらいの物柔らかな眼光が世の中うまく渡り歩いていそうな印象を抱いた。ノブさん。彼らは最年長のようで僕の年齢と一回りも違っていた。小競り合いがあったk2さんも来ていた。
だいたい11人ほどの「ナンパ師」が集まっていた。どの方も古参で、その中で20代の僕がいるというのはなんとも不思議な感覚で、逆に落ち着ける様な印象を感じた。
僕の右手にはYさんがいて、そしてその左手に僕を挟むようにして入り込んでくる勢いのある若々しい方がいた。
「あっ、メノンスープって言います。よろしくお願いしまーす。」
彼は声が高く大きくそして軽く、ハツラツとしていて、また綺麗な肌の腕や指に巻いたシルバーがより、僕よりも若さを感じられた。この人がまさかこの会の最年長だなんて初見じゃ誰もわかりやしないだろう。言葉を止める事を知らず空気を自ら作り込んで行く様は豪快だが、しかし自分の話や話題を振られたりすると、まるで態とらしくしおらしく謙虚になる。若干暴走気味になる時があり、そんな時Yさんがツッコミを入れていた。彼の存在はこのグループ全体を通してちょうど良いバランスが保てているように感じた。シンジさんの言う、「ナンパ基礎体力」を具現化したかのような人であった。
メノンスープさんはまるで僕のことを気にもせずに僕を挟んで向こう側にいるYさんに向かってどこのラーメンが美味しい、あそこのラーメンいった?などと言うラーメントークを延々と話していた。彼は相当なラーメン好きなようで、曰く、彼の存在が都内ラーメン専用のぐるなび検索機、のようであった。
そんな彼がいつのまにか僕に話を振って来た。
「僕はね、拗らせすぎたせいで始めたのが遅くて結果4年とか未だにナンパをやっていたんだけれども、QBさんはナンパをするきっかけってなんだった?」
僕はぼーっとしていたのだが、この問い掛けの仕方で彼が一流の口説きを持っている人なんだなということを察した。僕はなぜだか緊張しはじめた。
「僕はもともとガキのころから遊び程度にナンパ自体はしていたんですけれど、ツイッターでアカウントを持って、ブログを書きながらちゃんとナンパをしようとしてやりはじめたのは、ルソーさんのブログを読んだのがきっかけなんですよ」
「あーーーーー、ルソー派かああああああああ」
残念そうな顔とは、まさにこのことなんだろう。そんな顔をメノンスープさんは作っていた。その後僕がどんな営業をして来たのかを話した。主に去年の僕についてだが。
「僕シンジさんとなかいいよ笑」
なんとも凄いつながりを感じた。誰なんだ何者なんだ、彼は。
しばらくしてお酒も入って来て、席も交換したりなんやかんやでいろんな人と話をした。ツイッターで照らし合わせて、ああこの人か!となる人が多かった。そんな中お酒もほどほどに入り、真っ白な綺麗な肌を赤らめたメノンスープさんが、唐突に、身を乗り出すようにして僕に話を振って来た。何かにおこっているかのようだった。
「君はAV男優なんでしょ?」
「ナンパする必要がないんじゃないか?」
僕はその問いに何も言い返さず、失礼な事にはぐらかした言葉で彼に伝えていた。
のちに、彼は僕が繰り返し読んでいた「ナンパブログ」…「タイガーナンパーカット」の方なのだという事に気がついた。嵐のような1日であった。