過去離別の守破離道と落胆行為の考察
- 2015/07/28
- 01:47
某日。
モテと非モテの葛藤、拡散と収束。陰陽。
非道落胆からの長い沈黙、逆転し幸福。起承転結。
枕二つと男女横たわる白いベッド。重なり合う吐息。
枕二つと男独り置かれた白波のベッド。溢れる雫。
過去の終焉。新しい世界の、終わりなき世界の本当の始まり。
叶えなければならない私の未来。
その未来に進むには捨てなければならないものがあった。
それがあの彼女。
愛してやまなかった遠方に住まうあの彼女だ。
未来に進まねばならない自分を偽りながら、ずっと思いを捨てきれずにいたあの彼女だ。
「お前はあの女を捨てなければならない」
その具体的な答えが明瞭に私の頭の中で思い起こされたのは、私が営業ノックをし、高石さんの本と出会い、今まで味わったことのない何か異常に恐ろしく感じる地蔵を初めて経験した日の夜のことであった。「今私に必要なことはなんだ」と布団に潜り内省をして、自問自答していると、あまりに唐突に出てきた答えがそれだったのだ。
その通りに私は彼女の全てを捨ててきた。
ただ、タダで捨てるわけにはいかなかった。頑固なところがあるのだろう。彼女の存在が絶対で、捨てるなんてことは出来ないとする私の人格がそれを許さなかったのだ。だから私は恋愛工学で言う所の「非モテコミット」と呼ばれるものに成り、私の思いを、捨てる前に彼女に伝えるということを取ろうとした。
非モテコミットの人格の伝えたかったことは全て彼女に伝えることができた。その結果、私達はもう永遠に会わないであろう仲となったのだった。
黒い仮面は笑い、私を称えた。スマートで後腐れのない合理的で理想的な捨て方だと。結論はこうだ。女と別れたければ非モテコミットになればいい。非モテコミットの私は全く何の茶番だろう、ただただ黒い仮面人格の操り人形になっていて、すでに用意されていたルーティーンに無意識下で操られていたのであった。
守り破壊し離れていった先に道があった。ある場所に向かっているすーっと伸びた長い道。何故だろう、道幅は無限に広く、到着地点なんてもしかしたらないんじゃないかっていうくらい道のりは永遠に続いている。
ゴールはもう知っていた。何処にあるのかも、そこに何があるのかも、どうやってたどり着くことができるのかも、何もかも。私はその現地点からゴールまでの距離だけがわからなかった。
以下、ヒモクソオトコになるための軌跡。
Plan。
◯落胆行為の効能についての調査と考察。
ヒモ編
・Plan1.プレゼントを渡す前に「ホテル代ないから出してね」と言う。
・Plan2.デート時プレゼントをこっそり買う前に「やっべ財布クルマにおいてきた」と言う。
・Plan3.食事会計時に「ここの分出して」と言う。
アッシー編
・Plan4.勝負デートで「車出して」と言う。
・Plan5.会おうよと言った上で「車出して」と言う。
アンガー編
・Plan6.意見衝突時に相手を無視をしてスマホをいじる。
・Plan7.帰ると言われたら目をただ見つめ続ける。
・Plan8.怒って何処かへ行ってしまっても追わない。
それぞれ実際に相手に起こった変化とその落胆行為に対する応答を記し、状況を鑑みた上で心理変化を考察をしてまとめる。
●落胆行動の共通心理状態として、さも当然に堂々としていること。
●落胆行動をした後の共通行動は、相手を喜ばせることをすること。
●下げて上げるの効能はどんなものでも有効か検証する。比較対象に上げて下げるものも行う。
Do。
現在データは非公開となっております。
Check。
現在考察は非公開となっております。
Action。
この計画と考察はお蔵入りとなっております。