捻れる
- 2016/11/18
- 05:33
彼はしきりに「ツイッター辞めればいいとおもうよ」と僕に言った。「完全に廃人だよ」僕は返事をする。「そうだね、間違いないね」「ツイッターやるためにナンパしてるんでしょ?」彼はそう、何度もツイッターという言葉を使ってきた。「うーん」「だってqbさん、フォロワーの数とか気にしてるみたいだし、そういう欲求に囚われているんでしょ?」「まぁー、間違いないね」この時、なぜか僕は、彼が『ツイッター』についての話題を...
女嫌いの女好きコンプ
- 2016/10/25
- 17:24
『エロ垢はブロック』とツイッターの自己紹介に記載している可笑しな女アカウントがいた。何故おかしいのか、それはその女アカウントが僕のフォロワーである『エロ垢』の男に散々只管に絡んでいっているからである。まるで…今夜抱いて下さい、いつでも貴方のこと考えてます、貴方とエロい事がしたいんですとr18全開であった。彼女だけに関わらず、その『エロ垢』の彼の元には『エロ垢はブロック』『出会い求めてません』『オフパコ...
黒く赤い夢
- 2016/09/14
- 23:20
目の前にいる女優さんに「ねぇなんでしないの?ねぇ?なんで?なんで逃げるの?ねぇ?なんでなんで?なんで?なんで?なんで?ねぇ?美人は?ねぇ?美人はどこ?ねぇ?ねぇ?ねぇ?美人美人美人はどこ?」と罵られながら僕は、その女優さんを泣きながらはめる、という意味不明な設定の悪夢で目が覚めた。それはおかしいことに、僕がダメ男でDVをするというはずの設定だった。撮影場所は僕の家で、今、僕が横たわって寝ているこの布...
孤独の随筆
- 2016/09/01
- 03:48
久々にフェイスブックを更新することにした。就職先やプロフィール画像、諸々随分といじっていなかった。 更新を終え、なんでかふと過去のフェイスブックの僕の写真集を遡った。幸せそうな僕の同期、同僚たちの顔や姿が何枚もあった。なんでわざわざつらくなるものを今見ているのだ、そう思ったが写真集をスクロールする指は止まらなかった。懐かしく錆びた苦いその電子の写真たちを眺めながら僕はあの空間、あの社会から外される...
混沌
- 2016/06/28
- 07:12
『それは、何か理由があってのお誘いですか?』僕は僕が尊敬している恐れ多い存在の彼にお誘いのメールを送った。感謝の意も込めて『ごちそうさせてください』とのメールだ。と、名目ではあったが、もう一度彼に会って話してみたいと思ったからだった。この欲求は多分、今この自分の持つ現状の不安を取り除きたいが為のだと思う。だからメールを送ったのだ。最初は随分と考えなしに勢いよくメールを送ってしまった。だが送ってから...