【北海道ナンパツアー5日目】嫌悪拒絶の解
- 2015/12/13
- 18:04
小汚いクラブを出てスマホを見たらいつの間にか0時を超えていた。北海道に来て4日が経過している。そんな中私は未だ即をできていない。なんの結果も出せていない。ありとあらゆる女の子からの様々な拒絶を受け続け、何もかもが嫌になっていた。スマホをよく見るとラインに通知が来ていた。グループチャットにシンジさんが書き込んだものであった。『〇〇前今熱いぞ!ゴールデンタイム!』『自分今行きます』頭と体は乖離していた。...
【北海道ナンパツアー4日目】傲慢な芽、泥から出でる
- 2015/12/07
- 16:26
私は人と会話するときその目を見る時がある。ずっと見ていることは疲れるし緊張する。だから自分の意識が相手側にしっかりと向いているときに、そこへ集中しようとする。北海道に来て3回目の夜ストが終わり就寝に着こうとしているこのちょっとした会話の中でも相手の目を見ることへの集中は何度か訪れた。私の目の前にいるこの人物は大抵の時、私の顔を見て口を発することをしない。私が見るときがたまたまそうなのかよくわからな...
今後のスタンス
- 2015/12/01
- 08:33
ツアー記を書いているのだが楽しくなってきた。とりあえず書き終えたら投稿をして、自分の文に漏れがないか何回か読み直すのだけれど、我ながら結構面白いなとか思ってしまった。納涼船の時は書き終えるのに一ヶ月くらいかかり、とてもしんどかったのと比べると今回はメモ帳をとりあえず開けばサクサクと筆が進むのを実感している。もしかしたら自身の抱く思いとか考えを、喋り言葉にするのではなくて、デジタルな文字に書き起こす...
【北海道ナンパツアー3日目】唯白く知れぬ孤立
- 2015/12/01
- 04:29
その日は朝から遠いところに行くために10時に起きる必要があった。朝まで連れ出しをしていて戻ってきた私は、早急に寝る必要があったが、眠れる気にもなれず、逆に今日この日あった出来事をまとめるという気にもなれず、自己嫌悪に陥るという気にもなれず、一面に張った湯船の中で私の呼吸と微動によって簡単に揺れ動くその水面と、立ち込める湯気をただ見ていただけだった。私加減の微温湯が骨をまとう筋繊維に付着した疲労感をゆ...
【北海道ナンパツアー2日目】絶望と入れぬ扉
- 2015/11/29
- 21:51
連続で鳴るラインの着信音でようやく目覚めた。初日という事で朝までストをしていたからか、疲労がたまり、昼まで寝ていてしまったようだ。シンジさんfさんbさんで昼飯にスープカレーを食べているらしい。髪の毛をジェルで適当にセットし、すぐさま彼らの元へ向かった。初めてスープカレーというものを食べて、確かに美味しかったけれど払うときの財布の残金を見て1500円も払うほどかなと一瞬浮かび、なんだか悲しい人間だなと自分...